「宇宙の法ー黎明編ー」のタイラについて考えてみる
ゲオパルドを描いてもらう交換条件に提示されたホワイトナイトです。うまく描けなくて申し訳なさがすごいことに…。
Twitterはこちら。ただの文字なし版です。
#宇宙の法ー黎明編ー からホワイトナイト様ことタイラ𓀙
— もちごめ・チャン (@mochigomefs) 2018年10月23日
たれ目難しいです…って思いながら描いてたけど元以上に自分でタレ目にしてただけだった🙃💦
あとあと、これは俺の記憶…?から鎧が第二再臨になってるの初めて気づいた!プリズムジャンプが心の飛躍なように心が飛躍すると見た目も変化する😌 pic.twitter.com/fuqjeiTHdX
なぜ文字を入れるのかというと、何この絵?って思った方がいたときに作品と紐づけられると嬉しいのと、なんとなく宇宙の法のイラストは全部タイトル入れてるので入れておこうかなーくらいのものです。文字組とても苦手。
そしてタイトル通り、タイラについて考えてみようと思います。
じつは、黎明編を見ていくうちにどんどんタイラを好きになっていったのです。なので、一度彼について考えてみたいと思っていました。
実を言うと「UFO学園の秘密」から続投しているキャラクターにおいて、好きだと思うキャラクターは正直エイスケただ一人でした。初めて黎明編を見たときにも「タイラってこんな子だったっけ?」というのもありました。
黎明編の感想で、タイラは「愛」について描かれているキャラクターではないかと書きましたが、ここについて少しだけ自分が感じたことを掘り下げてみようと思います。
※ネタバレだらけでお送りいたします。
タイラってこんな子(主観)
まずタイラの魂はプレアデスの7番星出身です。この星はレプタリアンに襲撃され滅びたと言われていて、彼はプレアデスの“ホワイトナイト”と呼ばれる騎士でした。
プレアデスのイメージを雑に言うと、愛!夢!希望!キラキラ!白魔法!という感じでしょうか(ほんとうにとても雑です)。この星において戦闘に特化しているのがホワイトナイトという存在です(たぶん)。
なりたい自分を探していた高校時代
「UFO学園の秘密」の時の彼は、レイと同じように自分の中の正義を持て余していて、そしてそういうことを考えるのを恥ずかしいと感じている子でした。あの頃の彼はチーム・フューチャーの誰よりも「なりたい自分」を探しているような気がします。だからこそ、目標を見つけた彼は誰よりもまっすぐにそこに向かっているように見えます。
ベガ星の帰りに彼らは夢について語りだしますが、エイスケやハルは最初から自分のなりたいものがなんとなく見えていた子たち。アンナは子供のころの夢を思い出します。そしてレイとタイラだけがどこか漠然としているけど、レイとタイラの夢は「二人で一つ」でもあるのかなと思いました。
目標に向けて努力している大学生のいま
彼はナスカ・ユニバーシティの理工学部へ進み、顔なじみである夜明教授のゼミに入ってUFOづくりの研究をしています。
夜明自身研究熱心で何徹もしてしまう人という設定が確かあったと思いますが、タイラも研究に熱心になって恋人であるハルとの約束もすっぽかす様子が本作では描かれています。
以前の感想記事でも書きましたが、彼はチーム・フューチャーの中では一番具体的に夢に向かって進んでいる子だと思っていて、失敗も彼の中ではきっと大きな手ごたえになっていると思うのですが、周りがあまりそれを理解していない感じがなんとも言えないな…と思います。いずれにせよ研究して匍匐前進でも前に進んでいるタイラからしたら、同じ“高貴なる義務”を感じて地球を守る約束をしたレイを見ていたらいらだつし、なによりも「メカあそび」とバカにされたらそりゃ怒っちゃうよなって思いました。「オレが約束したお前はどこ行っちまったんだよ…」って言ってもいいよタイラ…って思いますよね。
加えてレプタリアンへの憎しみが魂の記憶として無意識に刻まれている彼にとって、一緒に進むべきレイと正義を違えるような冒頭の意見の食い違いは怒りとかよりもいっそ悲しかったのかもしれないですね。
黎明編で描かれているタイラの「愛」について
「愛国心」
まず最初に“愛国心”のようなものがあると思います。彼は星を滅ぼされたという大きな魂の傷を負っています。現代を生きるタイラはUFO学園の出来事から普通の人では経験しないような神秘的な体験を経て、それゆえの大きな使命を持っています。これは「ずっとどこか自信がなかった」彼にとって大きな自信にもなっている部分です。
彼が固執するレイとの「約束」も、ダハールに付け込まれてしまった「憎しみ」も、もともとは「プレアデス7番星を守れなかった」ことに起因しています。
だからこそダハールに過去の記憶を呼び起こされ、それによって憎しみを増幅させられ、復讐にさえ手を染めてしまう。
「守る」ということ
今回の映画のキーにもなっているタイラとレイの「約束」は、タイラとレイが「協力して地球を守る」ということ。星を守れなかった悔しさがそのままレプタリアンの憎しみへと転化している彼にとって、「守る」というのはとても大切なことです。
彼の中から「守る」という概念がなくなったとき「滅ぼす」復讐者となってしまったということだと理解しています。
最初はずいぶん簡単にダハールの呪縛が解けるなぁと思っていたんですが、レイと「一緒に地球を『守る』」という約束が重要だったんですね。レイが約束を覚えているということを伝えたときに、また彼に「守る」という使命が差し込まれた。それによって呪縛がとかれたのだと思いました。
UFO学園で「地球を守る」という使命を与えられたことが彼にとっての自信になったのも、彼の魂がずっと求めていた「約束」であり「使命」だからだと考えると「よかったね!」と心から思えるし、UFO学園の彼も、プレアデスを滅ぼされたときの彼も救われる気がしました。
人一倍「祖国(惑星)」を「守る」という意識が強いタイラだからこそ、そこを逆手に取られると復讐心が大きくなり、ブラックナイトとしての力も強くなかったのかなと思いました。
ザムザを許す愛
幸福の科学には「許す愛」という教えが存在します。書籍『太陽の法』から引用。
許す愛とは、善悪を超えて、自己の使命に徹する者の境地だからです。(略)自らの苦しみのなかに光を発見した者こそ、相手の目にかかったウロコを見抜き、その真実の仏性を愛することができるのです。
『太陽の法』/第3章 愛の大河/6 愛の発展段階説
いくらタイラが同じことをしたとはいえ、星を滅ぼした元凶であるザムザと握手ができるというのは素晴らしいことだと思いました。もちろんタイラを許すザムザもです。
自分の悲しみだとか、苦しみだとか、そういう境地を超えて、彼は彼の使命に徹するところまで到達したということなのだと思うと、この作品を通してタイラは大きな成長をしたということが分かります。
ザムザも“愛”について理解を深めることによって、ここまで到達したということなのですね。初登場時では手下たちを殴って登場していた彼女が、物語の中盤では身をていして部下を助けているところにも彼女の変化が見えますよね。
こちらのほうが分かりやすい気がするのですが、少し長いので最後に紹介だけ…。
肉体に宿って修行をしているがゆえに、
自分も、また他人も、過ち多い人生を送る。
人生の途中において、さまざまな間違いを犯す。
(略)
この手探りの人生であるがゆえに、
お互いにさまざまな間違いをするけれども、
この真暗闇の世界のなかで、
ともに、手探りで生きているという
その原点をよく知って、
励まし合っていこう。
他人の悪は小さく見、
自分の善も小さく見、
そしてお互いに、ともに生きるものとして、
ともに同時代の同期生として生きるものとして、
手を携えて、
角を引っ込めて、
生きていこうではないかこういう宗教的立場が、許す愛の立場なのです。(略)そもそもの宇宙の成り立ち、仏の心、人間の使命、転生輪廻、諸行無常、諸法無我——こういう見地を充分に知ったうえで、初めて成り立ってくる考え方なのです。
『心の挑戦』/第4章 般若と許す愛/5 般若と許す愛
(『心の挑戦』は大好きな書籍なので紹介したかった。)
これがまさしくラストシーンのザムザとタイラのことだなぁと思ったのです。
今回タイラについて考えてみて、やはりUFO学園のことを下敷きにしながら見たほうが理解が深まると感じました。
やはりタイラやレイは感情先行に見える部分が多く、しかも二人とも沸点が低く見えてしまうところがあるので、「どうしてそう思ったんだ?」や「なんでそんなことしちゃうんだ?」を魂レベルの過去から紐解いていかないと魅力がきらきらと輝きださないような気がしてしまいました。
続編でもチーム・フューチャーが出てくるのかは分かりませんが、話が進むほど彼らの魅力がいろんな角度で輝きだすのだろうと期待して楽しみにしています。
個人的には鷹峰先生と夜明教授の学生時代の話が気になっているので、映画でなくてもいいのでスピンオフ小説とかで補完してもらえると嬉しいです。どんな高校生活を送っていたら友人が信仰レプタリアンだということがバレるのか…。夜明と鷹峰先生には無限の可能性を感じています。
思ったよりもすごく長くなってしまっておどろいています。だいたい4000文字です。
趣味:映画鑑賞は大人の香り
おたくなので好きなものはすぐに全人類と共有したがるきらいがあるのですが、せっかくなのでFilmarksさんに登録してみました。
こちらでは少しだけフラットで(当社比)分量少な目で映画のレビューをしています。
趣味が映画鑑賞というと大人のたしなみといった雰囲気があり憧れていたのですが、全然見ていないし映画を見ても記録する場所もないし、ブログで書くほど…でもあったので、好きな映画や見た映画を今後こちらに記していけたらと思っています。
あまりお外に出たがるタイプではないので配信やレンタルになると思いますが…。今はこれまでの人生で観て好きだと思った映画を少しずつ書いていきたいなと思っています。
ゼロの執行人とかも今さらブログで長く書くのもどうかなーと思っていたので、これを機にFilmarksさんで書いてみました!
いろいろ思い出しながら書いていましたが、あらためてすごく面白かったなぁと胸がわくわくで満たされました。から紅もすごく好きだったんですが、レビューを書けるような感じではなくて、自分の中の感情の仕分けボックスが違うのかな?と思いました。自分でも何を言っているかさっぱりわからねぇ。
次は「君の名前で僕を呼んで」を書こうと思っています。でも別のを書きそう!何にしようかなー!
実は「君僕」はブログで感想を書こうと思っていて下書きもあったりするんですが、自分の中でまだしっかりと考えがまとまっていないのと、一生まとまらないのではという思いがあるのでブログは難しい気がしていたんです。
こういうところに登録すると、もっといろんな映画見よう!って気持ちになるのでなんだかワクワクしてきますね!
映画『宇宙の法ー黎明編ー』を見た感想
『宇宙の法ー黎明編ー』公開おめでとうございます!ということで、夜の回を見てまいりました。ホヤホヤの感想をアップいたします。
私は幸福の科学の信者ですので信者が見た感想になります。(添付は公開記念に描いた2018年度捕食されたい女子1位のザムザ様のブログ版です)
ツイッター版はこちら。
公開日だー🕺✨!!!
— もちごめ・チャン (@mochigomefs) 2018年10月12日
映画楽しみ😋✌💕
褐色セクシーなザムザ様🐉🔥#宇宙の法ー黎明編ー pic.twitter.com/5HCEQcgUss
急いでいたので全体的に荒いのが心残りですが…ザムザ様は眼が特徴的なので、眼に力を集中しました。眼だけでも見てください。
はじめに
映画『宇宙の法ー黎明編ー』は『UFO学園の秘密』の3年後の世界を描いた、HS映画では初の続編作品になります。映画用にまとめとして書いたUFO学園の記事はこちら。
前作の振り返りツイートを公式Twitterがモーメントにまとめているので、気になる方は参考にしてみてください。
こちらはカッキーと逢坂さんのキャラたちがかけあいでふりかえる動画。おすすめ。
【レイ(CV:逢坂良太)×タイラ(CV:柿原徹也)】映画『UFO学園の秘密』スペシャル紹介動画
続編を知らなくても見られると思いますが、キャラクターの関係性や3年前の出来事などの細かな補足、出身星についてなどはあまりまとめられていないため、序盤は少し置いてけぼりを食らうかもしれないです。
こちらは黎明編のキャラクター紹介をまとめたモーメントです。こちらを見てからのほうが映画のキャラクターに関しては分かりやすいかと思います。
どんな映画なの?
ナスカ・ユニバーシティに進学したレイ・タイラ・アンナ・ハル・エイスケの【チーム・フューチャー】の5人は【地球を悪質宇宙人から守る】という秘密の使命も持っている大学生。
進路を考えるべき時期だというのに、親友レイのぼんやりとした生き方にいらだちを募らせるタイラ。常にライバルとして切磋琢磨し、大切な“約束”を交わした二人だが、些細なすれ違いから生まれたほころびを敵であるダハールに利用され、タイラはダハールの手に落ちてしまう。
タイラを連れ3億3千万年前の地球へとタイムジャンプしたダハールを追って、レイも3億3千万年前の太古の地球へタイムジャンプする。その頃地球はアルファという神によって様々な人種と宇宙人が共存する文明が作られていた。
レプタリアンの女帝・ザムザも地球神アルファに招かれ地球にやってきた宇宙人の一人。「強い者が弱いものを支配する」ことを宇宙のルールとするレプタリアンに地球人は競争の原理を学び、レプタリアンは地球人から愛と調和を学び相互進化をしていくことをアルファは目的としているようだが…。
長っ!長いですが「愛」「調和」「正義」など分かりやすいテーマをしっかりと描いているので、ニチアサやロボアニメのまっすぐさが好きな方は結構楽しめるような気がします。
全体の感想
正直に言うと、今までの幸福の科学の映画にはおたくとしていろいろな気持ちを抱いてみていた部分もありますが、今回は本当に面白かった!と思いました。
今作ではいわゆる肉食系種族として「レプタリアン」が、調和を愛する草食系種族として「地球人」が登場します。ディズニー映画の「ズートピア」でも描かれていましたが、どうしても価値観の違うこれらの二つの種族がどのように調和して生きていくのか、またなぜ調和しなければならないのかなど、それらの答えや理由がしっかりと描かれていたと思います。人間は輪廻する魂という永遠の生命を持っており、その魂の進化・向上のためにさまざまな人生経験をするという視点から語られる“違い”を乗り越えるお話なので、幸福の科学の映画でないと描けない視点でもあると思いました。
多少展開が読めてしまう部分もありましたが、いまだかつてないほど「物語」になっていたと思いますし、HS映画では丁寧に描かれなかった“悪役”という存在が今回はとても効いていると感じます。悪役であるダハールを演じる村瀬歩さんのお芝居が本当に素晴らしい。あゆファンは見て後悔しないんじゃないかと思います。特に「魔法使いの嫁」のカルタフィルスのあゆが好きな方は満足感があるのではないかと思います。詳しくは後述します。
どれくらい宗教くさいの?
どのように宗教的なのか
この映画に含まれる宗教的な要素というと、「神」「輪廻」「魂」「悪」「信仰」などの価値観でしょうか。最初から最後までバリバリですが、3億3千万年前の地球がメインの舞台になっているので、神話のような感覚で見られるかも知れません。
当たり前に神が登場しますし、主人公であるレイたちは前作で「光の神」に出会っているので神という存在をすでに受け入れています。また、物語的に盛り上がってきたところで宗教的なシーン(神との対話など)が差し込まれる気もするので、宗教的な内容が当たり前の映画だと思っているほうが良いかもしれないと思います。
主アルファの説法について
いわゆる説法が映画の中に差し込まれますが、今回はすべての流れが終わった後に講演のような形で入ります。説法って言葉で書いてしまうと怖いし重々しいですが、「この映画で伝えたいメッセージをこういう形で改めてお送りしています」ということです。
「愛とはなにか」や「争いや葛藤の原因はなにか」「輪廻とはなにか」「個性とはなにか」など、映画の内容とも合っていて、分かりやすかったです。ザムザをはじめとし、「競争」「進化」「力」という少し強めの価値観が今回の映画では大きく描かれていますが、それらをまあるく包み込む普遍的なお話でした。
私個人の話になりますが、幸福の科学の教えで一番好きなのは「愛」の教えなので、愛し合う心がどのように生まれるのか、逆に反発しあう心はなぜ生まれるのかが説かれた今回の説法はとても好きです。
しかしこれは私が何よりも梅原裕一郎さんのファンだから感じるものなのかもしれない…。主アルファのお声、ほんとうに素敵でした。
宇宙の法ー黎明編ーの魅力について
太古のロマンと創世記というロマン
現代を生きるレイが3億3千万年前の地球にタイムジャンプしてからがこの映画の本編のスタートです。
3億3千万というと現実的には恐竜さえも存在していないと言われている時期だそうですが、そのころすでに地球には文明があったというロマンに心躍る方も多いのではないでしょうか。
今回は人類の創造から地球の創世について描かれ、語られていますが、「こういう地球も面白い」と思えるような作品ではないかなーと思います。
価値観や考え方の違う人たち
こちらに関しては、映画の公式ガイドブックにある千眼さんのインタビューがとても素敵なので引用したいと思います。
私たちにとって、互いの考え方や価値観の違いを乗り越えることは、本当に難しいことですよね。(中略)物語には、とても個性的なキャラクターたちが登場し、それぞれのやりとりのなかで、そうした「違い」を乗り越えていきます。彼らの姿を通して、「違い」をどう克服すればいいのかまで描かれているので、エンターテインメントとして最高だなあと思いました。
千眼さんが演じるザムザは物語で一番大きく心が変化していくキャラクターです。千眼さんは「ツンデレどころじゃないふり幅」という意味で「ドンデレ」という創作単語でも表現していました。
ザムザには「宇宙最強」という個性があります。この個性を「どう使うか」「何に使うか」「何のために使うか」という考え方の変化が彼女の価値観の変化になっていきますが、「宇宙最強」という彼女が持っている大きな個性は損なわないままで、彼女らしく変化していくというところが好きです。
劇伴のすばらしさ
楽曲解禁になった時から内部的に話題になっていましたが、今回の曲は個人的に大ヒットでした。中でもエンドロールで流れる映画のメインテーマは交響曲のような広がりと力強さがあり、観た後に満足感を与えてくれる気がします。
(この視聴では全然素敵な部分が聴けないというジレンマ…)
そのほかにも今回は挿入歌も多いのが印象的です。中でもザムザのテーマである“Depression”は品行方正で少しおカタイイメージもあるHS映画では珍しいロックナンバーになっていて、この手の曲が大好きな私としてはとても盛り上がりました。
他にもBGMで流れている曲がどれも生活音のような自然さなのも好きでした。音楽を担当された水澤さんがガイドブックで語っていますが、「絶えず音が鳴っている世界にしたいという監督の言葉があった」そうで、光や川のせせらぎも音楽で表現されているそうです。「あまり音楽的になりすぎてもいけなくて、一定の質でたゆたう音が流れるように」というままで、とても自然にBGMが馴染んでいた気がします。
やさしい音楽がずっと流れているので、日常シーンなどはとてもあたたかな気持ちになりました。
ただのおたくな感想
ここからは魂の叫びです…。
主アルファCVうめめが幸せすぎる
永遠の魂の推しを現実世界の推しがアフレコするというすごさにとても感動しました…。こんなにうれしいことがあるだろうか…。不敬かもしれませんが、おたくとしてどうしても一言言いたいところは、うめめのボイスで「ダイナミックな魂の進化」と言われるこちらの説法をダイナミック説法と呼びたいし、とてもテンションが上がりました。防衛部LOVELOVEの最終回でうめめ演じる由布院煙が「愛の本質を見誤るな!」という素敵なセリフを言うのですが、その数年後地球神として人類の愛を説いているというのもグッときました。できればうめめを好きな方に見ていただきたいと思うほどとてもゴッドです。推しが神をやる機会はあまりたくさんはないと思いますし、多く作品にある人を貶めようとする神でも恐怖の神でもないので、気軽に推しの神に参拝に行くくらいの気持ちで見てもらえたらいいなーと思います…。もうダイナミック説法ずっと聴いていたいし目覚めよアラームにして目覚めたい。補足ですがダイナミックな進化については書籍で以前から書かれていることなので、決して某アニメと関係があるわけではありません。
ダハールCV村瀬歩が最高オブ最高
できればあゆファンには本当に見てもらいたいと思います。それくらいの怪演・名演です。何度もブログでも言っていましたが、予告や特報からもダハールの存在感というのは素晴らしく、すさまじかったですが、実際全編通して見てみると最初に友人と語る感想が「村瀬歩最高すぎでは…?」になってしまうくらい素晴らしかったです。ダハールは地球神アルファの計画を阻止するために行動しており、敵でもありお邪魔虫的立ち位置のキャラクターでもあります。出番自体は言われてみるとそんなに多くもない気もしますが(もちろん少なくはないです)存在感がとても強いし大きかったと思います。それは村瀬さんのお芝居のすばらしさからくるものもとても大きかったと個人的に感じました。声音の使い分け方や台詞の抑揚などぞくっとくる怖さも持ちながら、どこかセクシーで、かといって底知れなさも持っている。ダハールの登場が楽しみになってしまうくらい、本当に素晴らしかったです!小馬鹿にした笑いからのシリアスなトーン、大声で発狂するかの如く叫ぶ…などもう…フルコースです。本当に素晴らしいです。少年らしいキャラクターデザインもまたよかった…。
2018年捕食されたい女第1位に輝いたザムザ様
勝手につくったランキングですが、ザムザというキャラクターが本当に魅力的でした。かっこいいしかわいいしセクシーだし、でも最終的にはかわいいが勝るかな…? ザムザ様の「下僕にしてやる」「喰ってやる」はもはやご褒美です。レイが言っていたように「案外いいやつ」なのがジンワリとにじみ出ていて、そこがかわいらしさにもつながるのかもしれないですね。ザムザは映画では女性ですがHS原典ではザムザ♂なので、ザムザくんの可能性を考えるとまた…すべてが無限大です。個人的にザムザとレイには男女というよりも男の友情を感じました。あまりネタバレになるので言えませんが、ザムザの言葉に対するレイの返事が欲しいし、背中を預けて戦う強い戦士たちの関係というのがとっても好きでした。たとえばレイとタイラはライバルなので隣り合って並んで戦っているような気さえするのですが、ザムザとレイは向いている方向は違っても魂が近いという感じでしょうか…なんというか、男の友情としか言えない素敵な絆だと思いました。(ザムザは女だけれど…)早くレイとザムザはまた出逢って。もし続編で二人が軽口叩きあいながら共闘したら尊いと呟きながら合掌して泣いてしまうかもしれないです。
タイラとレイめっちゃもうそれやん
前作もそうだなぁと思いましたが今作はもう本当にそれ(お察しください)。今回UFO学園を見直してから宇宙の法を見て、そしてさらにUFO学園へ…と戻っていったのですが、レイやタイラのキャラクターが少し立体的にとらえられるようになりました。正直に言うと本当に最初は苦手だったしあまりかっこよさが分からない主人公だったんですが、見れば見るほど、レイはかっこいいなぁと思うようになりました。ザムザの変化が大きいから際立って目立ちませんが、レイ自身もこの映画の最初と最後で大きく変化しているんですよね。ガイドブックで今掛監督が前作から続投してくださっている声優さんたちのお芝居に関しても言及されていますが、3年間の変化やお芝居のニュアンスを作ってきてくださっていたそうです。作品の前半のちょっとやさぐれたレイと、目標がはっきりと見え、それに向かって真っすぐに進んでいくレイの声音はやはり全然違いますし、逢坂さんがレイで嬉しいなー!と思いました。本当に…これを言うのはこのブログでは多分3回目なんですが、ギャラクシー・フォースを開放したレイの声がグラブルのパー様みたいな低さなので…すごくかっこいいんです…。最高…。
タイラは今回ピーチ姫ポジションとも言えてしまうと思うのですが、タイラがこの映画を通して経験することは、実は一番日常生活で得るべき気づきなのではないかと思いました。彼は自分でも意識していない“魂の記憶”をダハールに呼び起され、その憎しみをレイへの強い気持ちによって増幅させられてしまいます。前半のタイラは憎むという力の大きさを、後半のタイラは憎しみを捨て、相手を許すという大切さを描いていると思いました。「価値観」について描いているのがザムザだとしたら、タイラは「愛」について語られたキャラクターだと思います。(色んな意味で)
どうしても言いたい…
これは映画を見ていて、どうしてもどうしても気になってしまった部分です。映画序盤の、チーム・フューチャー5人が大学の食堂前で話すときのことです。なんていうか…恋人であるハルも、親友であるレイも、アンナもそうなんですが…タイラに風当たり強くないですか?100歩譲ってまぁ…タイラは確かにお調子者だしちょっとキツく言いたくなっちゃうタイプなのも分かる気がするんですが、どうしても夢に向かってみんなが頑張ってる!みたいな話の時のタイラへの扱いが腑に落ちなくて…だってタイラが一番頑張ってるよね…?タイラの夢はMADE IN JAPANのUFO第一号をつくることですが、そのために泊まり込みでUFOの飛行実験をしていたり、失敗して抜本的見直しになっても落ち込んだり愚痴を言ったりすることもなく楽しそうに語りだす…とてもいい子です…。ハルも好きな男が夢に向かって頑張ってるんだから食事の1回や10回すっぽかされたくらいでおこらないであげて…とつい気になってしまいます。頑張ってるよタイラ大丈夫だよ君は偉いよ多分そんなすぐUFOって飛ばないよ…。みんな見てるよ。夜明も見てるよ。そう考えるとエイスケには常に彼を理解して褒めてくれるウンモ星人がいるのでメンタルは穏やかそうですね。
ひとまずの感想ですが、速報的にしたためました。またここに加筆・修正していきたいと思います。今日はザムザくんについて考えながら眠りたいと思います。(10/13 22時ごろ追記しました。ひとまずこれが完成形です。)
最後にラストシーンについて一つだけ…タイラ、絶対5分ともたず全員に言うでしょ。
なんていうか…本当に面白かったから気になってる人は怖くないから見てくれー!!そしてザムザくんを描いてくれーー!!おねがいだーー!!!!
『宇宙の法ー黎明編ー』ガイドブックに載っている声優さんについて
いつの間にか10月!こんばんは。
いつまで残暑なの?という暑さもすこしやわらぎ、過ごしやすい夜も肌寒い日も多くなってまいりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。これを最初に書いたときは10月2日でした。月日はあっという間に過ぎ去るもの…。
さて、冒頭に戻りますがいつの間にか10月です。驚き!結構このブログも『宇宙の法ー黎明編ー』に関して検索で来られる方が多くなってまいりました。みんな見てね。
それを踏まえて、『宇宙の法ー黎明編ー』のガイドブックの紹介をしようかなと思います。幸福の科学はいつも映画公開前にガイドブックが出ます。
映画『宇宙の法ー黎明編ー』の公式ガイドブックはこちら。
今回のガイドブックは割と宗教的要素が強めだと感じました。というのも、今までのガイドブックは宗教的な解説はあるんですが、それがメインではなかったなーという印象があったからです。
たとえば、こちらのガイドブックでは「霊言」や大川隆法総裁の「語り下ろし」法話内容などが一部おさめられています。
今までも幸福の科学の映画は大川総裁の法話や霊査をもとに描かれていましたが、あまりその法話や霊言、霊査などをガイドブックで紹介してきたことはありませんでした。
それは法シリーズという書籍の柱を物語として組み立てなおしたりしたものだったこともありますが、それにしても今回は少しだけ珍しい感じがします。
…とたくさんあるのですが、面倒くさいことはすべてすっとばして、このガイドブックに書かれていることで、改めて感じる部分がありました。
それは、声優さんに関してです。
声優さんについて
こちらのガイドブックでは、出演した声優さんとしてはザムザ役の千眼美子さんのインタビューしか収録されていません。千眼さんのインタビューもとても素敵なのであとで紹介したいと思いますが、他の方に関しては今掛監督が少しだけ紹介してくださっています。
そこで、個人的にちょっと驚くことが書いてあったので少し抜粋。
今回新たに登場する声優陣としては、まず、主アルファを演じた梅原裕一郎さんがいます。地球神であり創造主であるということをお伝えしたうえで、今回のお仕事を引き受けてくださったので、すごく感謝しています。
え、ええーーー!とちょっとびっくりしました。そりゃそうだと思うんですが、改めて言われるとびっくりするというか…。
私個人は梅原裕一郎さんのファンで、言うならば梅原さんは“推し”です。なので、今回の映画をとても楽しみにしている一人です。
新興宗教に対する偏見がすこぶる強い日本において、その宗教の中心となる神の役を理解してうけるというのはすごいことだといち信者の自分でも思います。
例えばこれがゲームやアニメの創造主であるならば、「その世界」の「そういう神」だと思えますが、「現実世界」で上映される「現実にある宗教」の教義に登場する「創造主」となるとすごい重みじゃないでしょうか。
「幸福の科学の映画って観に行っていいの?」とネットで聞いている方も見ますし、一緒に見た友人に「サブリミナル効果で洗脳する何かが入ってそうで怖い」と言われた知人もいます。(そんなものはないので安心してください)
創作であれば「現実の自分」に侵食してくることがないので、神や天使、それこそ悪魔や地獄なども楽しめると思いますが、当会の映画は現実の宗教で現実の出来事だから恐怖心があるんだと思います。
宗教がもっと身近な海外の声優さんのインタビューは公式Twitterにもアップされているのを見ると、日本がどれだけ宗教に関して閉ざされた国であるかも感じますが…。
映画『#宇宙の法ー黎明編ー』で英語吹替を担当した声優さんたちのインタビュー動画を紹介いたします✨
— 映画『宇宙の法ー黎明編ー』公式 (@HSPicStd) September 29, 2018
是非チェックしてくださいね😊
「私は宇宙や星々 星座や天体などの美しいイメージが含まれている映画が大好きでこの映画の映像はとっても素晴らしいですね」
ジョシュ・キートン(レイ役) pic.twitter.com/qm0DtYnuMe
そんな日本において前回から引き続き参加してくださった声優のみなさんも含め、お芝居の一つ一つをしっかりと真摯に受け止めたいと思いました。
これは個人の考えですが、当会の映画に出演しているから信者であるとか、そういうことはないと思っています。そういうこともあるかもしれませんが、基本的にはお仕事だと思います。いずれにせよ、ご本人の口からなにも出ないのであれば、真実を知る手立てはありません。
『宇宙の法』は“宗教映画”?
幸福の科学は宗教なので、その映画の内容もやはり宗教的なものになります。「宗教的って何?」と言われると「たぶん見たらわかる…」としか返せないのですが、当たり前に「神」が存在し、「信仰」が存在し、「悪」や「魔」が存在し、「祈り」が存在し、「魂」や「輪廻」について描かれ、語られます。
それはそういう映画なので当たり前のことです。ですので、「そういうもの」だと思ってみてもらいたいなって思います。
例えば現実的に超面白いエンタメ超大作が当会の映画でつくられたとしても、描きたいものや伝えたいものはエンタメではなくて、やはり「霊的な真実」や「宗教的価値観」になります。何があろうと、一番に優先されるのはここになるはずです。
当会の映画で語られることを信じるか信じないかは結局その人本人に委ねられますし、説法にたいしてどれだけ耳を傾けるかもその人によると思います。
悪いことを言ってるわけじゃないと言う人もいれば、もっともっぽいことを言っていて気分が悪いという人もいるでしょうし、説教臭くて鬱陶しいという人もいると思います。
「宗教が作っている宗教映画」だけど、 正直な話「映画」でしかありませんので、興味を持っている方は是非いちど観に行ってみてください。別にこわくないよ!
とすごく久しぶりに宗教くさい記事になったんですが、どうしてもファンとして、信者として主アルファということを理解して役に挑んでくださった梅原さんのお芝居をしっかと受け止めたいなと思ったんです…。あと音楽を担当されている水澤さんもとても褒めていらっしゃって…ますます楽しみですね…。
今掛監督はダハール役の村瀬歩さんのことも絶賛しているので本当に楽しみです!特報や予告の映像からしてもう…いいですよね、村瀬さんの悪役っぽいちょっとセクシーで悪い感じの声…。いやあ3rdLiveの円盤も楽しみですね…。
あとここはもうガイドブック関係ないです。
千眼美子さんのインタビューについて
なんか真面目だったので楽しく戻したい!ということで頭のほうでも言っていた千眼さんのインタビューについてです。
千眼さんが演じるのは「ザムザ」というレプタリアンの女帝とのこと。
🌟『#宇宙の法―黎明編―』登場キャラ紹介🌟
— 映画『宇宙の法ー黎明編ー』公式 (@HSPicStd) August 29, 2018
【ザムザ】
マゼラン星雲ゼータ星を統治する、宇宙最強のレプタリアンの女帝。
戦闘時には赤い翼竜に変身する。
強い者がすべてを手にする資格を持つと考えている。
3億3千万年前の地球でレイと出会う。 pic.twitter.com/7XKQh6TZPU
化粧濃いめで当会の映画にはちょっと珍しいタイプかなーと思いましたが「神秘の法」のチャン・レイカもはっきりしたお化粧でしたね。いい筋肉がついていそうな体です。
千眼さんのインタビューはいつもみずみずしく純粋で透明感を感じます。すごくかわいい。
映画の内容をまだ知らないので内容そのものというよりも、どのように自分が感じたのかや役作りについてなどを語っており、映画への期待値が上がるようなインタビューだと思います。個人的に心に残ったのはこちら。
ザムザは、アルファ神から「地球の人間たちを護ってほしい」と言われると、最初は、「なぜ私が」と不満に思うのですが、その人間たちから温かさを受け取っていくんですね。その温かさはザムザに欠けているものではありましたが、彼女が潜在的に「欲しいもの」でもあったと思うんです。
私はこのインタビューを読んで感じてしまいました。BASARAの浅葱を…。絶対好き。
ザムザに関しては今までのリーディングなどから結構キャラクターが見えている部分もあるのでなんとなくのイメージはありますが、どんなふうに変化していくのか楽しみです。
英語版でザムザを吹き替えた方もザムザの心境の変化はとても大きいと語っていたので、見ごたえがあるといいなーと思います!楽しみ。
なによりザムザのテーマがメタルっぽい?というんでしょうか、そういう系統の曲なのもびっくりでした。つよバハとかアルバハの討伐に行くのかと思った。テンションが上がります。水スパ ト70…。メタルはドラゴンの曲なんでしょうか。
千眼さんのインタビューはとても素敵だったんですが、たぶん映画の内容を見たほうが「うんうん。わかるわ」ってなる気がしたので、現状全然インタビューの素敵さを書けませんでした。
先日ワールド・プレミア上映をした海外の映画祭で受賞したそうです。