おたくで幸福を科学できるのか。

信仰とおたくを心のままに綴ります

(野球と)宗教と政治と香港と日本の話

題名の通りの話をします。

社会で生活をしていて、どのタイミングだかは覚えていませんが「野球と宗教と政治の話はタブー」ということを知りました。

確かにだれかれ構わず自分の信仰について話すことはしなかったし、幸福実現党ができるまで政治の話も全くしませんでした。野球に関しては贔屓の球団も特になく、ルールもなんとなくしかわからないのでタイトルにしてみたけれど何も言えません。ごめんなさい。入れただけになってしまいました。ダイヤのAでは倉持が好きです。

なんで急にこんな話をしようと思ったのかというと、日本で全然香港のデモが重要なことだと報道されていないからです。

 香港で今何が起こっているのか。そして日本に将来的に及ぼす影響と可能性についてツイートにまとめてくださっている方がいるので、引用させていただきます。

 

「タブー」でいられない話になっている

私は平成生まれのアラサーですが、自分の周りを見回してみても、政治に興味のある友人はぜんぜんいません。もちろん「政治の話はタブー」ですから、あえて話していない子もたくさんいると思います。

だとしても、今回の香港のデモはもう「タブー」でいられない領域まで来ているのではないか?この事実を知らないでのうのうと生きていていいのか?国の自由と、民主のために命がけで同じ瞬間に生きている人がいるこの事実を、何も知らないでいていいのか?と考えずにはいられないのです。

日本にとって対岸の火事で済まされないのが今回の出来事です。香港も、台湾も、すべて他人事ではないのです。連日尖閣諸島を巡回する中国漁船を見て、何も感じないでいることはできないです。

ただ、正直言って私は政治のことは全然詳しくありません。ズコー!って感じですよね。自分でも思います。でも、民主主義や自由はぼんやりしていたら奪われていくという事はわかります。思考停止していたら沈んでいく事もわかります。ない頭でも絞らなければいけないから、考えることから逃げる事だけはしないでいたいと思います。

 

何が問題なの?

詳しくは先ほど紹介したツイートにすべてまとめてあることですが、人口700万人の香港で103万人がデモに参加しています。

日本ではデモに参加する=ヤバい人と思われたりもしますが、香港には選挙がないため民意を表明するにはデモをするしかないそうです。デモは意思表示や主張のために行われるものですが、香港のこのデモでは無抵抗の民間人に対し政府が武力鎮圧をしていることも問題視されています。70名を超える負傷者が出ているとの情報もあります。

香港民主の女神と呼ばれているアグネス・チョウ(周庭)さんが6/12に明治大学で行った講演の文字起こしがリバティWEBにあったので貼ります。

the-liberty.com

こちらのアグネス・チョウさんの講演をもとに、大切だと感じたところをピックアップしてみました。

「香港に来る人全員に危険が及ぶ」

周庭さん: 今、香港政府は「逃亡犯条例」の改正案を提案していて、もしこの改正案が可決されたら、香港人が中国大陸に引き渡される可能性が出てきます。香港人にとって非常に危ない改正案です。そして香港人だけでなく、観光客や記者、ビジネスマンなどが香港に来たら、全員中国に引き渡される可能性が出てきます。

 

中国共産党は罪をつくりあげるのが非常にうまい」

周庭さん: 中国には公平、そして透明な裁判が一切ありません。そして「司法の独立」がなく、法廷も中国共産党の「政治的な道具」として利用されています。人権と自由の保障もないのです。中国は「法治社会」とは言えない国ですから、たくさんの問題があります。

香港政府は「政治犯は引き渡さない」と言っていますが、香港人はみんな中国政府の手段を分かっているので、誰も信じていません。政治的な活動をしている人でも、他の罪をつくりあげることは簡単なので、とても心配しています。

 

「香港は想像もできない場所になる」

周庭さん: この法案が可決されたら、香港の社会全体に悪影響があります。香港の自由や権利の保障、司法の独立、全部なくなると思います。権利だけでなく、私たちの身の安全すら保障されない場合もあります。

「政治的な誘拐」が合法化される危険性については、2013年に香港で銅羅湾(どらわん)書店の事件がありました。香港で中国政府を批判する本を売っていた書店です。こうした本を香港で売ることは、もともとは法律違反ではありませんでしたが、5人(の店員)がいろんな場所から中国に移送されました。

法律違反をしていなくても、中国政府のやりたい放題になれば、私たちにとって命の脅威になります。今、デモに参加している香港人が中国に誘拐されるようになってしまったら、香港は香港でなくなり、私たちが想像もできない場所になります。

 

「日本人も香港の経験から学んで」

周庭さん: 日本人の皆さんも、香港の経験から、自分が生きている社会に対して関心を持つ重要さを知ってほしいと思います。日本は、「政治に興味がない」とか、「政治について話している人は変な人」と思うような国かもしれませんが、実はそんなことはなくて、政治は私たちの日常生活だと思います。

日本の皆さんにも、自分の国に何が起きているのかということにぜひ関心を持って、もっとニュースを読んでほしいなって思います。

連日TwitterのTLを眺めては、自由と民主のために命がけで立ち上がり、今もなお戦っている香港のみなさんを見て涙がこぼれます。そして、泣く自分の弱さと子供さに嫌気もさします。 

知ってもらうことしかできないと思ったので、ない頭をつかってとりあえずこれを書いている次第です。

 

自分だけ平和に暮らせればそれでいい?

今自分たちが生きてる瞬間だけ平和であればいいという考えが、日本に限らず多いと思います。

でもある日突然攻め込まれたら平和は瞬く間に崩れ去ってしまうし、今の日本で自分の世代だけでものんきに暮らせる保証はないと思います。

香港のデモの例を見ても、中国が香港をとったとしたら次は台湾、その次は沖縄と進んでくるだろうと言われています。沖縄に米軍基地があるのは防衛のためです。

平和と唱えていれば平和になれるわけでもありません。祈っていれば平和になるわけでもありません。もちろん祈ることは大事ですが、買ってもいない宝くじが当たるわけがないように、行動しなければ何も起こりません。

戦争を知らない子供たち」と歌う曲がありましたが、私もまさしく戦争を知らない子供で、戦争について触れることは怖かったです。もしかしたら、政治と戦争が結びついているから政治に関しても臆病なのかもしれません。

それでも人権を蹂躙され、自由をはく奪されるとき人は戦わなければいけないということを今回のデモを見ていて感じます。

特に日本は同じ「アジア」に存在している国として、香港でおこっている出来事から目をそらすべきではないと思いますし、日中関係を見ても他人事だとはとても言えないと思うのです。

 

 

正直信仰についてのブログを書くときはいつも怖いです。

のんきなおたくとして生きていて、信仰告白をすることもなく付き合っているおたくの友人もいます。身バレしたら怖いと思うこともあります。攻撃されたら怖いとも思います。批判や非難や罵詈雑言を浴びさせられてもへっちゃらでいられるような強さも別にありません。普通に怖いですし普通に悲しいですし普通に傷つきます。新興宗教を信じているというだけで、一瞬で人の目が変わってしまうことがあるからです。

でも信仰を持っているのも私だし、信仰について考えるのが本来の私です。

信仰をこの世界で一番美しいものだと思っているし、宗教的感動に勝る感動はないと思っています。すべての感動はそこに宗教的な輝きを見るからだし、唯物的な価値判断を下しているものには心ときめきません。

今回の香港の件に関しても、理路整然と解説できるような知性を持ち合わせていないので「じゃあ黙れよ」ってなると思いますが、「自国」と「自由」と「民主主義」を守るために命がけで戦っている人々がいることを、たとえスピーカーの一つまみ以下でも、ほんとうに少しだけでも声にすることが大切だと思ったからです。

自由で、豊かで、発展的なものを目指していける社会を弾圧することは許されることではないと思いますし、神仏に与えられている世界と命を何だと思っているんだと思います。このデモからなにも受け取らず、なにも響かず、何もしない自分ではいたくないと思いました。

香港の皆様の勇気と行動に心からの敬愛と応援をおくります。