おたくで幸福を科学できるのか。

信仰とおたくを心のままに綴り最終的にシンクロします

「宇宙の法ー黎明編ー」のタイラについて考えてみる

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ゲオパルドを描いてもらう交換条件に提示されたホワイトナイトです。うまく描けなくて申し訳なさがすごいことに…。

Twitterはこちら。ただの文字なし版です。

なぜ文字を入れるのかというと、何この絵?って思った方がいたときに作品と紐づけられると嬉しいのと、なんとなく宇宙の法のイラストは全部タイトル入れてるので入れておこうかなーくらいのものです。文字組とても苦手。

そしてタイトル通り、タイラについて考えてみようと思います。

じつは、黎明編を見ていくうちにどんどんタイラを好きになっていったのです。なので、一度彼について考えてみたいと思っていました。

実を言うと「UFO学園の秘密」から続投しているキャラクターにおいて、好きだと思うキャラクターは正直エイスケただ一人でした。初めて黎明編を見たときにも「タイラってこんな子だったっけ?」というのもありました。

黎明編の感想で、タイラは「愛」について描かれているキャラクターではないかと書きましたが、ここについて少しだけ自分が感じたことを掘り下げてみようと思います。

※ネタバレだらけでお送りいたします。

 

タイラってこんな子(主観)

まずタイラの魂はプレアデスの7番星出身です。この星はレプタリアンに襲撃され滅びたと言われていて、彼はプレアデスの“ホワイトナイト”と呼ばれる騎士でした。

プレアデスのイメージを雑に言うと、愛!夢!希望!キラキラ!白魔法!という感じでしょうか(ほんとうにとても雑です)。この星において戦闘に特化しているのがホワイトナイトという存在です(たぶん)。

なりたい自分を探していた高校時代

「UFO学園の秘密」の時の彼は、レイと同じように自分の中の正義を持て余していて、そしてそういうことを考えるのを恥ずかしいと感じている子でした。あの頃の彼はチーム・フューチャーの誰よりも「なりたい自分」を探しているような気がします。だからこそ、目標を見つけた彼は誰よりもまっすぐにそこに向かっているように見えます。

ベガ星の帰りに彼らは夢について語りだしますが、エイスケやハルは最初から自分のなりたいものがなんとなく見えていた子たち。アンナは子供のころの夢を思い出します。そしてレイとタイラだけがどこか漠然としているけど、レイとタイラの夢は「二人で一つ」でもあるのかなと思いました。

目標に向けて努力している大学生のいま

彼はナスカ・ユニバーシティの理工学部へ進み、顔なじみである夜明教授のゼミに入ってUFOづくりの研究をしています。

夜明自身研究熱心で何徹もしてしまう人という設定が確かあったと思いますが、タイラも研究に熱心になって恋人であるハルとの約束もすっぽかす様子が本作では描かれています。

以前の感想記事でも書きましたが、彼はチーム・フューチャーの中では一番具体的に夢に向かって進んでいる子だと思っていて、失敗も彼の中ではきっと大きな手ごたえになっていると思うのですが、周りがあまりそれを理解していない感じがなんとも言えないな…と思います。いずれにせよ研究して匍匐前進でも前に進んでいるタイラからしたら、同じ“高貴なる義務”を感じて地球を守る約束をしたレイを見ていたらいらだつし、なによりも「メカあそび」とバカにされたらそりゃ怒っちゃうよなって思いました。「オレが約束したお前はどこ行っちまったんだよ…」って言ってもいいよタイラ…って思いますよね。

加えてレプタリアンへの憎しみが魂の記憶として無意識に刻まれている彼にとって、一緒に進むべきレイと正義を違えるような冒頭の意見の食い違いは怒りとかよりもいっそ悲しかったのかもしれないですね。

 

黎明編で描かれているタイラの「愛」について

愛国心

まず最初に“愛国心”のようなものがあると思います。彼は星を滅ぼされたという大きな魂の傷を負っています。現代を生きるタイラはUFO学園の出来事から普通の人では経験しないような神秘的な体験を経て、それゆえの大きな使命を持っています。これは「ずっとどこか自信がなかった」彼にとって大きな自信にもなっている部分です。

彼が固執するレイとの「約束」も、ダハールに付け込まれてしまった「憎しみ」も、もともとは「プレアデス7番星を守れなかった」ことに起因しています。

だからこそダハールに過去の記憶を呼び起こされ、それによって憎しみを増幅させられ、復讐にさえ手を染めてしまう。

「守る」ということ

今回の映画のキーにもなっているタイラとレイの「約束」は、タイラとレイが「協力して地球を守る」ということ。星を守れなかった悔しさがそのままレプタリアンの憎しみへと転化している彼にとって、「守る」というのはとても大切なことです。

彼の中から「守る」という概念がなくなったとき「滅ぼす」復讐者となってしまったということだと理解しています。

最初はずいぶん簡単にダハールの呪縛が解けるなぁと思っていたんですが、レイと「一緒に地球を『守る』」という約束が重要だったんですね。レイが約束を覚えているということを伝えたときに、また彼に「守る」という使命が差し込まれた。それによって呪縛がとかれたのだと思いました。

UFO学園で「地球を守る」という使命を与えられたことが彼にとっての自信になったのも、彼の魂がずっと求めていた「約束」であり「使命」だからだと考えると「よかったね!」と心から思えるし、UFO学園の彼も、プレアデスを滅ぼされたときの彼も救われる気がしました。

人一倍「祖国(惑星)」を「守る」という意識が強いタイラだからこそ、そこを逆手に取られると復讐心が大きくなり、ブラックナイトとしての力も強くなかったのかなと思いました。

ザムザを許す愛

幸福の科学には「許す愛」という教えが存在します。書籍『太陽の法』から引用。

許す愛とは、善悪を超えて、自己の使命に徹する者の境地だからです。(略)自らの苦しみのなかに光を発見した者こそ、相手の目にかかったウロコを見抜き、その真実の仏性を愛することができるのです。

『太陽の法』/第3章 愛の大河/6 愛の発展段階説

いくらタイラが同じことをしたとはいえ、星を滅ぼした元凶であるザムザと握手ができるというのは素晴らしいことだと思いました。もちろんタイラを許すザムザもです。

自分の悲しみだとか、苦しみだとか、そういう境地を超えて、彼は彼の使命に徹するところまで到達したということなのだと思うと、この作品を通してタイラは大きな成長をしたということが分かります。

ザムザも“愛”について理解を深めることによって、ここまで到達したということなのですね。初登場時では手下たちを殴って登場していた彼女が、物語の中盤では身をていして部下を助けているところにも彼女の変化が見えますよね。

こちらのほうが分かりやすい気がするのですが、少し長いので最後に紹介だけ…。

肉体に宿って修行をしているがゆえに、
自分も、また他人も、過ち多い人生を送る。
人生の途中において、さまざまな間違いを犯す。
(略)
この手探りの人生であるがゆえに、
お互いにさまざまな間違いをするけれども、
この真暗闇の世界のなかで、
ともに、手探りで生きているという
その原点をよく知って、
励まし合っていこう。
他人の悪は小さく見、
自分の善も小さく見、
そしてお互いに、ともに生きるものとして、
ともに同時代の同期生として生きるものとして、
手を携えて、
角を引っ込めて、
生きていこうではないか

こういう宗教的立場が、許す愛の立場なのです。(略)そもそもの宇宙の成り立ち、仏の心、人間の使命、転生輪廻、諸行無常諸法無我——こういう見地を充分に知ったうえで、初めて成り立ってくる考え方なのです。

『心の挑戦』/第4章 般若と許す愛/5 般若と許す愛

 (『心の挑戦』は大好きな書籍なので紹介したかった。) 

これがまさしくラストシーンのザムザとタイラのことだなぁと思ったのです。

心の挑戦―宗教の可能性とは何か (OR books)

心の挑戦―宗教の可能性とは何か (OR books)

 

 

今回タイラについて考えてみて、やはりUFO学園のことを下敷きにしながら見たほうが理解が深まると感じました。

やはりタイラやレイは感情先行に見える部分が多く、しかも二人とも沸点が低く見えてしまうところがあるので、「どうしてそう思ったんだ?」や「なんでそんなことしちゃうんだ?」を魂レベルの過去から紐解いていかないと魅力がきらきらと輝きださないような気がしてしまいました。

続編でもチーム・フューチャーが出てくるのかは分かりませんが、話が進むほど彼らの魅力がいろんな角度で輝きだすのだろうと期待して楽しみにしています。

個人的には鷹峰先生と夜明教授の学生時代の話が気になっているので、映画でなくてもいいのでスピンオフ小説とかで補完してもらえると嬉しいです。どんな高校生活を送っていたら友人が信仰レプタリアンだということがバレるのか…。夜明と鷹峰先生には無限の可能性を感じています。

 

思ったよりもすごく長くなってしまっておどろいています。だいたい4000文字です。