映画「さらば青春、されど青春。」

やっと「さらされ」の感想に行こうと思います。

今回Twitterではこのような感想イラストを描いてみました。(感想というほどでもないのですが)

見た方向けのこのシーン楽しかったよね!?系イラストになっているので、すでにご覧になった方のほうが良いかもしれないです。

ここで触れたものにも触れたりしつつ、個人的な感想をまとめようと思います。テンプレートはいつもの映画テンプレを流用します。

 

 

はじめに

今回の映画はいわゆる「教祖伝」になっており、大川総裁が立ち上げるまでの苦悩と困難、そして愛おしい日々を描いています。

また、今回は清水富美加ちゃんこと千眼美子さんがヒロインとして出演しているところが、やはり世間的な注目ポイントだと思います。

愛らしい雰囲気と丁寧なお芝居もしっかりと堪能できますので、富美加ちゃんファンで迷われてる方にも、ぜひご覧になっていただけたらなーと思います。

 

さまざまな書籍で大川総裁の学生時代のお話や商社時代のお話等は語られているので網羅するのは難しいものがありますが、映画という形だと触れやすくて良いですね。いろんなエピソードを丁寧にまとめているので、書籍を読み込んでいる人ほど映画の登場人物に「お!」となるところがあったのではないでしょうか。

私は読み込みが甘いので普通に映画の登場人物として楽しみました!(それもそれで正しい楽しみ方だと思うのでアリだと思うんです。)

 

そもそもどんな映画

学生時代の恋、社会人になってからの苦労と成功、霊的な目覚め、愛する女性との愛と使命のはざまで揺れる姿など、今までの映画よりもリアルに寄った内容になっています。今までの作品はオマージュやインスピレーションではあれどフィクションだったので…。

後述しますが80年代の雰囲気がそこかしこに散らばり、その時代を生きていた方は愛しい懐かしさが胸いっぱいに広がるような映像になっていると思います。

平成に生まれ育った子からすると、おばあちゃんの家で見たなーというような雰囲気もあるかもしれません。

見ていて印象的なのは、主人公・中道真一を取り巻く人々のあたたかなまなざしです。優しい人々に支えられているということ、そしてそれに気づける目線を持つということが大切だと気づかされます。人々の穏やかな温かさがそこかしこに充満する「よき時代」の片影を見る思いです。

 

どうやって見たらいいの?

一人の青年の人生として物語ができているので、特に気負うこともなく見ることができると思います。

ストーリーが追いやすく、学生→社会人→愛する人との決別→己の使命へ…と、日常生活を主に描いているのもあり、全体的に見やすいような気がします(HS映画比)。

身構える必要はあまりなく、素直に映画として、さらりと愛しい青春の日々を楽しめる気がします。

個人的には学生時代の中道真一がなかなかに鼻もちならないやつで、そこに一番戸惑いました。普通に付き合っている友人たち、どれだけいいやつなんだ…。

 

いままでの映画との違い

考えてみたのですが、今回は一人の青年・中道真一が救世主として生きる道を選ぶまでの流れを描いているので、今までの映画とすべてがまるごと違うなぁと思いました。

その時代の雰囲気を楽しみながら、移り変わっていく世界と、中道真一の心情を追いながら見ることができます。

映画を見終わった後に「愛のあとさき」を読むと、いろいろ感じるものがあるかもしれません(なかなか赤裸々です)。

 

どれくらい宗教くさいの?

霊的な目覚めはやや突発的な気がしますが、今までの映画も同じような感じだな…?と思うと、今回はそこまでわかりやすく宗教くさくないかもしれない気がしました。

逆にいうと、最初から最後までずっと一定レベルで宗教ぽいのでわからないのかもしれない…?とも。

誰もが霊界からの通信をもらうわけではありませんし、“救世主として”の使命を持つことはありませんが、何かを大きなことをするためには必ず何かを捨てなくてはいけない。大小にかかわらず、そういう選択の連続で生きていることを考えたときに、誰にでも当てはまる“取捨選択”の道しるべのようにも取れると思いました。

 

信者じゃなくても見られるの?

信者ではない方でも問題なくみられる作品だと思います。

一つ上の見出しと内容がかぶる気がするので省略します。手抜きじゃないです。

 

 

ここが好きだよ!「さらされ」ポイント

80年代のつくりこみ

私はこの時代に生きていた人間ではないのですが、純喫茶の雰囲気や人の温かみ、トトンタタンと音を立てる電車(今とちょっと趣が違う気がします)など、“懐かしい”がいやらしくなく溢れていてよかったです。特に同世代の方は流れるレコードひとつとっても胸に来るものがあるようで、お話していてもとても反応が良かったです。

美術などについては、映画公式ガイドブックにこまごまと載っているのでぜひご参照いただきたいです。

「さらば青春、されど青春。」オフィシャル・メイキングブック

「さらば青春、されど青春。」オフィシャル・メイキングブック

 

個人的には中道真一の実家のテレビの上に木彫りの熊さんがあるのがとっても良かった…!かわいい…!なぜだか知らないけど家にある木彫りの熊…!わかる…!おばあちゃん家…!

先日(6/4現在)某はっぴーぼーらっきーを見ていて木彫りの熊などの話題も出ていたのですが、今の子だと薄いテレビしか知らないから木彫りの熊が乗っているテレビとか知らないんだろうな…と思いました。

木彫りの熊は今どこに行ってしまったのでしょう。玄関とかにおいてあげてくださいね。

 

大学時代の友人たち

平野くんと山下くんという中道真一のフレンズです。不真面目になりきれなさそうなまじめがにじみ出ている平野くんとお洒落で軽そうな山下くん。お見舞いの時にバナナをいっぱい持って来ているほうが山下くんで、バナナを(比較して)少量持って来ているのが平野くんです。いつでも赤い靴下が山下くんで、大蔵省に入省したのが平野くんです。覚えていただけましたでしょうか。思い出せましたでしょうか。

彼らの友人としての距離の取り方はとても素晴らしく、見習いたいなぁと思いました。近づきすぎず、遠すぎず。それでも何かあったら手を差し伸べられるように、相手の人生を邪魔しないように見守っているやさしいまなざし…。とても素敵な友人たちですよね。何よりもかわいい。とてもよかったです。

ガイドブックにお二人を演じる伊良子くんと梅崎くんのインタビューが載っているのですが、「僕たちは癒し担当」といったことを仰っていました。わかる~かわいい~。バナナのシーンはこの映画屈指の癒しポイントだと思います。

 

ダブルヒロインの額田美子と南理沙

今回の映画は初のダブルヒロインになっていて、学生時代に真一が恋する“永遠の女性”南理沙と、社会人時代に出会う愛する女性額田美子がいます。

南理沙役の長谷川奈央ちゃんは、HS映画でもお馴染みのNSP所属タレントですが、今回はしとやかな深窓の令嬢を演じていらっしゃいます。あまりこういう奈央ちゃんを見たことはなかったので、個人的には新鮮でした。

真一の南理沙へのアプローチはなかなかパンチがきいていて、現代でやったら事案になりかねない気配もありますが、教養溢れる詩編に愛を綴るというのはとても風情があっていいですよね。平安時代のような、ギリシャのような。ぜひ見てもらいたい…この力強いアプローチ…。

額田美子はHS映画は初めての千眼美子さんです。

額田美子は才色兼備の大人の女性で、今までの芸歴から見てみても、初めて見るタイプの役だなーと思いました。ご本人もヴィレヴァントークショーなどで大人の女性は初めてだったので役作りが難しかったといったことを仰っていましたが、声のトーンやしぐさ、言葉の選び方やせりふの乗せ方など、いろんなところから大人の女性を表現していらして、さすが…!の一言。

何よりも超かわいいです。超かわいい。超かわいいんです。見てほしい。超かわいいです。

 

救世主として生きる姿

すげえ小見出しになっちまったよ。石を投げないで…怖くないです…。(これ以外言いようがなくて…)

救世主として己が立つことによって、一緒に居たら愛する女性も磔になるかもしれない。そのような思いがあったと大川総裁はのちに語っています。それをふまえて別れのシーンを見ると、いかに深くお互い愛し合っていたのかが見えてきて切なさが増します。

それと同時に、どれほどその使命が大きなものだということもうかがい知れます。

Twitterの感想イラストにも描きましたが、初めての講演会の前、控室で握りこぶしを作り、喝を入れるように太ももを叩いて立ち上がるあのシーンが本当に好きです。

さまざまなものを捨てて単身戦いに挑む、後戻りはできない男の決意のようなものを感じます。最後に流れてくる文章に、またぐっときます。好き。 

 

映画を彩る楽曲たち

今回の映画は挿入歌も多かったので、個人的に特に好きな曲をピックアップして紹介したいと思います。好きだから。

眠れぬ夜を超えて

千眼美子さんが歌う映画主題歌です。こちら、MVがとても素敵な色味でお気に入りですので、ぜひ見てみてください。


【MV】千眼美子(清水富美加)「眠れぬ夜を超えて」(Short ver.)

この曲は映画で千眼さんが演じていらっしゃる「額田美子」に寄り添った内容になっているので、映画を見ると、より一層解釈の幅が広がる一曲になっています。

特に映画では挿入歌としても使われていますが、流れるタイミングがHS映画史上ベストだと思います。ちょうど盛り上がってきたころにぐっと入ってくるバラード…とても素敵でした。

千眼さんのかわいらしいお声が、役柄に合わせて少し低めの大人のトーンになっているのも魅力的だと思います。何が言いたいって、普通にいい曲! 

眠れぬ夜を超えて

眠れぬ夜を超えて

  • 千眼 美子
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

THE FIGHTER IN NEWYORK

「…やってやろうじゃないか!」

ニューヨーク支社で、エレベーターが閉まるとともに流れるロックな曲です。ニチアサみがあって元気になります。初めて見たときはタイミングやイントロが刺激的だったので思わず吹き出してしまいました。かっこいい曲で好きです。

映画ではちょっと浮いてるような感じもしましたが、TOKMAさんの言葉選びが何とも言えずいいスパイスになっていて(おそらくTOKMAさん作詞だと思うのですが…違ったらごめんなさい)テンションが上がります。

こちらの曲はiTunes配信がまだのようでしたので、個人的にTOKMAさんの曲で好きな「Endless Love for Tokyo」をご紹介いたします。

TOKMAさんのハスキーなお声とミディアムバラードというのでしょうか?ゆったりとしたメロディがとても素敵ですので、ぜひ聴いてみてください。Love Fightも好きです。

Endless Love for Tokyo

Endless Love for Tokyo

  • 尖閣上陸ロッカー TOKMA
  • J-Pop
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

さらば青春、されど青春。

エンドロールで流れる曲ですが、これ、すごく…90年代J-POPじゃないですか…?

聞いた瞬間ZARDFIELD OF VIEWDEENWANDS…みたいな、あのへんの曲が頭によぎってさわやかな気持ちになりました。男性ボーカルのLIGHTさんのお声がまたそれっぽくていいですよね。個人的にとても好きなお声です。

この曲、女性は青春にさらばしているけれど男性はされどだったりまだ終わっていなかったりで、とってもさわやかな気持ちになります。

今回の映画はダブルヒロインになりますが、どちらの女性のことを歌っているのかなーとかね。じっくり聴いてみてください。

 

 

 長くなった上に遅くなりました。

映画ももうファーストランが終わってしまいましたが、お住まいの地域によってはこれから始まるところもきっとあると思いますので、ぜひ映画館に足を運んでみてください。

見たときに思い起こすのはどんな“青春”でしょうか。

私は、自分が体験した青春ではなく、“青春”という概念そのもの(のようなもの)を感じましたヨ。